アートをめぐる旅

パリ・ワシントンDCで暮らした共働きの転勤族が、歴史・文化・芸術・自然をめぐる旅をしています。

2018年末、パリに現代美術館がオープン。手がけるのは安藤忠雄とあの人  

本業の昼間のお勤めに新展開を迎え、ご無沙汰していました。
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“パリ商工会議所にピノー氏のコレクションを迎え入れることは、パリにとって喜びであり誇り”
記者会見中のパリ市長アンヌ・イダルゴ氏



グッチ、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガなど、そうそうたるブランドを擁するフランスの企業グループ、ケリング創業者フランソワ・ピノー氏が、パリの中心部に現代アートの美術館をオープンする計画を進めています。

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ルーヴル美術館

場所はルーヴル美術館から歩いて10分とかからないパリ1区。18世紀に建てられたパリ商工会議所の円形の建物が、建築家安藤忠雄によって改装され美術館に生まれ変わる予定です。すぐ隣には、この春改装を終えたばかりの大型ショッピングモール、フォーラム・デザールのスタイリッシュな外観が輝き、その東には国立近代美術館が入るポンピドゥーセンターが。

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ポンピドゥーセンター

オープン予定は2018年末とのことですが、スケジュール通りには運ばないのがフランス流。事実、2005年にはセーヌ川中洲のスガン島に建設予定だったピノー氏の現代美術館計画が頓挫し、コンペで選ばれた安藤忠雄の「水上の宇宙船」構想は幻に終わりました。

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ヴェネツィア

ですがその直後、水の都ヴェネツィアに舞台を移して、相次ぎ2つの現代美術館がオープン。貴族の館を改装したパラッツォ・グラッシと、中世の港湾施設を改装したプンタ・デッラ・ドガーナはどちらもピノー氏と「世界の安藤」が手を組んで成功させました。いわばリベンジマッチともいえる今回の計画、いやがうえにも期待は高まります。

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フォンダシオン・ルイ・ヴィトン

パリの新美術館といえば、2014年秋にフランク・ゲーリー建築で話題になったルイ・ヴィトン財団美術館が記憶に新しいところですが、オーナーのベルナール・アルノー氏はピノー氏の長年のビジネスライバル。今夏80才を迎えるピノー氏にとっては悲願の美術館計画といえるでしょう。一代で巨万の富を築きあげたピノー氏はまた、美術品オークションハウス、クリスティーズのオーナーでもあり、世界のアートシーンに多大な影響力を持つコレクターとしても名を馳せています。

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オルセー美術館

ルーヴル、オルセー、ポンピドゥーセンターとパリ三大美術館をめぐったあとで、ピノー氏の新美術館に立ち寄れば、古代から現代に至る美の系譜を体感できることでしょう。そう、ファラオの棺だってサメのホルマリン漬けだって、世相を映すアートであることに限りない自由を感じられる、はず!?

≪参考記事≫
la « Pinault Collection » prendra place fin 2018 à la Bourse du commerce de Paris Les Échos 2016.4.27

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