アートをめぐる旅

パリ・ワシントンDCで暮らした共働きの転勤族が、歴史・文化・芸術・自然をめぐる旅をしています。

まだまだ紅葉見頃です!世界遺産 龍安寺  

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12月も2週目に入って、ようやく京都の町が落ちつきを取り戻しました。
『紅葉のピークはもう過ぎたんじゃない?』
いえいえ、今まさに見頃を迎えている名所はたくさんあるんです^^
世の中がクリスマスモード全開な今だからこそ、ゆっくり紅葉を愛でるチャンス。京都のことは京都新聞に訊け!ということで、京都新聞の紅葉だより、おススメです。

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“1450年 細川勝元、龍安寺を創建”
詳説日本史図録(山川出版社)巻末の年表、室町時代・東山文化のトップに赤字で記載されていたのに、すっかり忘却の彼方へ・・。本編にはこの枯山水庭園の写真まで。最近の歴史教科書はまるで美術本のようですな。

中国の故事にちなんで「虎の子渡し」と呼ばれている石庭です。しつらえられた15個の石をすべて見渡すことができないことから人知の限界を示す戒めともいわれているとか。心静かに庭に向かうことも禅の修行。いやはや、深いなぁ~。教科書に載らないムダ知識としては、この壁の色、菜種油が混ぜてあるんですって。茶道の茶碗のような絶妙な肌あいが脇役とは思えない深みを醸しています。この庭単体で国の特別名勝というのも納得です。

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ただ美しいだけではないのが禅の名刹。写真右下 『知足の蹲踞(つくばい)』もしかと目に焼きつけて参りました。『吾唯足知(われ、ただ足るを知る)』と彫られた手水鉢は、水戸光圀の寄進といわれる茶室蔵六庵のつくばいの実物大レプリカです。
  “知足の者は、貧しといえども富めり
      不知足の者は、富めりといえども貧し”
禅の精神っておそらく、いろんなものから自由になるってことなんでしょうね。究極は足るも足らぬも超越した“寒山拾得(かんざんじっとく)” の姿。左下の書だってもはや文字ですらない・・でも感じますよね、フォースを^^

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15万坪もの広大な境内には大覚寺の大沢池に並ぶ平安時代の名池鏡容池(きょうようち)もあります。応仁の乱で東軍を率いた細川勝元がこの場所を禅寺にする前は徳大寺家の別荘でした。まるでタイムスリップしたような美しい自然のなかで、平安貴族が舟を浮かべて歌や舞いを楽しんでいるさまが目の前にすーっと浮かんできたような気がしました。

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さてお次は、きぬかけの路を歩いて、世界遺産仁和寺へ向かいます~。

【 やってみよう!京都検定2級 】
「きぬかけの路」の名前の由来ともなった衣笠山は、(   )が夏に雪が見たいと言い出し、山全体に白絹をかけて覆い、雪景色に見せたという故事にちなむ。
※答えは↓↓↓



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答 : 宇多天皇
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