アートをめぐる旅

パリ・ワシントンDCで暮らした共働きの転勤族が、歴史・文化・芸術・自然をめぐる旅をしています。

【祇園祭2015】動く美術館!山鉾に搭乗してきました  

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ノートルダムとセーヌ川から、八坂神社と鴨川へ
素敵な御朱印帳をいただいたので、早速 “御朱印ガール”デビュー^^

ほんと~に暑いです!京都、35℃。日本の湿度と猛暑にびっくりしています。
そして、7月1日から1ヶ月にわたって行われている祇園祭も、ハイライトの前祭(さきまつり)山鉾巡行(17日)を間近に控え、静かに燃えています。待ちに待った13日は、14・15・16日の宵山を前に一般人が山鉾にのぼることができる一般搭乗の日。前祭、後祭あわせて33基ある山鉾のうち一般に開放されるのは一部のみ。女性はのぼれない女人禁制の鉾もあるんですよ。

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見てください、この豪華なこと!月読尊(つきよみのみこと)を祀る月鉾の屋根裏を飾るのは江戸時代の絵師、円山応挙の金地彩色草花図(1784年)。破風の彫刻や金具もきらびやか。前懸や胴懸にはインドやトルコの絨毯が用いられ、古いものを復元したり新調したりして受け継がれているそう。総重量10トンほどもある鉾は、乗り物というより建造物に近く、釘を1本も使わない「縄絡み」という技術で祭りのたびに組み立てて、終わると解体するというからすごいですよね~。

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私がのぼったのはこちら、函谷鉾(かんこほこ)。中国戦国時代の斉の孟嘗君(もうしょうくん)が鶏が鳴かねば開かない函谷関を、部下に鳴き声を真似させて無事脱出したという故事が起源だそう。

見どころは写真右上のゴブラン織り。旧約聖書創世記の場面が描かれた国の重要文化財はなんと16世紀フランドル製なのだとか。巡行本番では左側のレプリカが前懸けとして鉾の前面を彩ります。一体いつどのような経緯でこの織物が渡ってきたのか、来歴は謎に包まれたまま。神道のお祭りに聖書の織物・・ この鉾に限らず、インターナショナルな装飾品があちこちで見られる祇園山鉾ですが、クリスマスと初詣を違和感なくできるこの国の柔軟性のルーツを見た気がして、ちょっと愉快な気分になりました。

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菊水鉾の一般搭乗

13日に見ることができたのはその他に、長刀鉾(なぎなたほこ)、鶏鉾(にわとりほこ)、菊水鉾(きくすいほこ)。それぞれの起源はどれも興味深く、戦乱や大火を経て受け継がれてきた1100余年の歴史の重みを感じました。これぞ世界遺産。ひとりで写真を撮っていたからか、外国人観光客3組に写真を撮ってと頼まれて、久しぶりに英語を話せてうれしかったです^^17日は接近中の台風が心配ですが、どうか無事に巡行できますように。

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青汁で水分補給^^

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