アートをめぐる旅

パリ・ワシントンDCで暮らした共働きの転勤族が、歴史・文化・芸術をめぐる旅をしています。

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【パリ近郊】オーギュスト・ペレの傑作! ル・ランシーのノートルダム教会  

Le Raincy000

パリから北東へ約20km、セーヌ・サン・ドニ県の町ル・ランシー(Le Raincy)にある、ノートルダム教会に行ってきました。1923年に完成したこの教会は、建築家オーギュスト・ペレ(1874-1954)の手になるもの。

昨日、パリ16区のイエナ宮で開催中の “オーギュスト・ペレ 8つの傑作!/?” 展を訪れて知ったこの教会は、それまでの石造りではない鉄筋コンクリートによるモダニズム建築の幕開けを飾る記念碑的建造物なのです。

Le-Raincy001.jpg

三方の壁に張りめぐらされたステンドグラスに息を飲みました―――
この聖母マリアに捧げられたキリストの物語を描いたのは、フランスの画家モーリス・ドニ(1870-1943)。ドニの絵を下絵にステンドグラスに仕上げたのは、ガラス職人マルグリット・ウーレ(1895-1967 Marguerite Huré)です。鉄筋コンクリートの質素な円柱や天井に、濃いブルーに輝く網の目のようなステンドグラスは、この世ならぬ気高さと荘厳な美しさに満ちていました。

Le-Raincy004.jpg


“I put so much of my thought and my heart into this church,・・・ that it is hard for me to talk about it. It is one of the works of which I am most proud.”
Auguste Perret

ペレにとってもっとも誇りとする作品のひとつとなったこの教会は、『鉄筋コンクリートのサント・シャペル』 と呼ばれるようになりました。まさに、あの宝石箱のような中世の礼拝堂さながらの神々しさ。こんな素晴らしい芸術品が、小さな町にひっそりと佇んでいるなんて。フランスの奥行きの深さをまたひとつ実感した1日でした。

Le-Raincy005.jpg

ÉGLISE NOTRE DAME DU RAINCY
93 avenue de la Résistance
93340 LE RAINCY

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