アートをめぐる旅

パリ・ワシントンDCで暮らした共働きの転勤族が、歴史・文化・芸術をめぐる旅をしています。

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紅葉の鎌倉古刹めぐり  

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1282年創建の円覚寺は、北鎌倉駅からすぐ

大阪から東京に引っ越してきて、早5か月。
5年ぶりの東京への新鮮味もすっかり薄れ、京都や奈良の紅葉が心から恋しい・・・ そんな12月最初の週末は、鎌倉へ!

1180年 源頼朝が本拠を定めてから、1333年に新田義貞に滅ばされるまでの約150年間、日本で最初の幕府が置かれた街。今ではすっかり観光地ですが、地図を見ると、~山や~坂、~谷の文字が多く、三方を山に囲まれた、戦に勝つための場所であることが想像できます。

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北鎌倉の古刹 円覚寺で紅葉を愛でたあとは、1253年五代執権 北条時頼が建立した日本最初の禅寺 建長寺へ。中国から伝えられた禅宗の寺格を定めた鎌倉五山の第一位を誇る大寺院です。まずは仏殿で御本尊の地蔵菩薩に手を合わせ、次いで江戸時代に再建された重厚感あふれる法堂(はっとう)に入ると、天井から見覚えのある龍の視線が。

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京都 建仁寺にて(2016年2月)

そう、京都最古の禅寺 建仁寺の法堂(はっとう)で見上げた 《双龍図》と同じ、小泉淳作(1924-2012)の手になるものだったのです。

アートをめぐる旅をしていると、まるでトランプゲームの神経衰弱をしているような気分にさせられるのは、まさにこんなとき。同じカードをどこで見たのか思いだすことで、両者の別の繋がりが見えてくる。今回の建長寺と建仁寺の二つの龍図から、まずは禅(臨済宗)つながり、そして建長寺開山(創始者)の蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が建仁寺でも活動していたことを知りました。建長寺に所蔵される蘭渓道隆像は国宝にもなっています。

鎌倉時代、禅の伝来にともなって中国(南宋)からやってきたものとして水墨画があげられますが、当初は仏教画としての性格が強かったものの、室町時代(中国では明)には宗教の枠を超えて日本に定着。禅僧で水墨画家の雪舟のような人がでてきます。そして、先日鑑賞した明清絵画へと発展していくわけです。

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山の中腹にある建長寺から鎌倉街道をくだり、鶴岡八幡宮の裏手から入ると、由比ヶ浜に続く急な下りがあらわれて、この地が天然の要害であることを足でも目でも確認することができました。

紅葉目当ての楽しげな観光客でごった返す鎌倉を見たら、頼朝が何を思うか聞いてみたいところです。


平安中期ごろには、公地公民をたてまえにする律令制はくずれつつあり、農民が「公田」の「公民」としてくらすのがつらく、多くが逃散して浮浪人(当時の用語)となり、坂東をめざした。かれらは実力ある非合法農場主の支配に入り、家来になって土地をたがやし、合戦には雑兵としてあるじの供をした。そういう無名のあるじたちが、あらそって、源・平もしくは藤原氏を自称したのである。

この国のかたち〈6〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
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洋上で優雅なひととき ~豪華客船 飛鳥Ⅱ / 横浜  

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独身の頃から、二等船室雑魚寝の旅^^で、石垣島や与那国島へとひとり旅をしてきた私が、どうしたわけかお誘いをいただいて、豪華客船 飛鳥Ⅱに乗船してきました。

こちら、日本船籍の客船では最大とのこと。約50,000トンという大きさが一体どれほどのものなのかといいますと、ちょっとした街が移動しているイメージでしょうか・・ ちなみに、かのタイタニック号は約46,000トン。しかし、よくこれだけの巨体が洋上で平衡を保って浮いていられるものです。

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見学時間は1時間程度でしたが、私たち以外にもたくさんの方々が説明を受けていました。こういう催しをきっかけにクルーズデビューされる方も多いのでしょう。基本、三半規管弱めの私が大枚はたいてクルーズって、多分無理だろうなぁ・・・

船内は、ジム、スパ、プール、テニスコート、卓球場、シアター、ダンスホール、クラブ、図書館、麻雀サロン、囲碁・将棋のできる和室、カジノ風ゲーム台、カフェ、バーetc..レストランに至っては軽食系からお寿司、シックなダイニングまで選り取りみどり。まさに、エンタメと癒しと美食がぎっしり詰まった、それはそれは濃厚な空間でした。

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こちらは、ロイヤルスイート(88.2㎡)の寝室。バルコニーで食事ができ、広々バスルームからは大海原が見渡せます。なぜかリビングルームだけ、昭和バブルの香りがほんのりと^^この部屋に泊まって世界一周すると(105日間)おひとり様、25,500,000円也・・

束の間、別世界を体験できた大人の社会科見学でした。

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