アートをめぐる旅

パリ・ワシントンDCで暮らした共働きの転勤族が、歴史・文化・芸術・自然をめぐる旅をしています。

渋谷ヒカリエ 東急シアターオーブ(THEATRE Orb)に潜入!  

Tokyu Theatre Orb

いよいよ6月!
渡仏まで1ヶ月はとうに切っているというのに、手続きと荷造りと送別会の合間を縫って、東京を歩きまわっています。離れる段になると突然、ありふれたものや日常の景色が存在感を持って迫ってくるのは、何度引越しを経験しても変わることがありません。多くのものを見たとしても、振り返れば必ず、もっと見ておけばよかったと思ってしまうのも毎回同じなのですが。

今日は、7月18日オープン予定の渋谷ヒカリエ 東急シアターオーブを見学する機会に恵まれました。内部はまだ一部工事中のまったくの未使用状態。誕生前の劇場に足を踏み入れるのはもちろん初めての経験です。

約2000席の座席はゆったり広々。前に座った人の頭が邪魔にならない千鳥配置になっていて、全体的に舞台がとても見渡しやすいのが特徴です。なので、全3階構成の2階席のかなり後方までがS席になっているのだそう。

こけら落としの “ウエスト・サイド・ストーリー” は既に全席完売の幸先のいいスタート。これで渋谷もようやく大人が主役の文化的な街に変わっていくのかと思うと、3年後の帰国が楽しみになりました。

あらたな渋谷の街づくり、心から期待したいと思います。

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KATAGAMI Style 世界が恋した日本のデザイン / 三菱一号館美術館  

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丸の内 三菱一号館美術館にて開催中の “KATAGAMI Style 世界が恋した日本のデザイン” 展に行ってきました。

美しいものを生み出す脇役と考えられてきた 『型紙』。しかし、そこに宿る繊細な感性に支えられた美こそが、世界が憧れ、恋した比類なき芸術そのものだったのです。浮世絵ならいざしらず、型紙と聞いてピンとくる人は少ないかと思います。でも、だからこそちょっと胸が熱くなるほどのニッポン再発見の結末が待っています。

海外の著名な芸術家が、日本の型紙の模様に影響を受けて生みだした多くのデザインのなかには、アーツ・アンド・クラフツ運動のウィリアム・モリスのものもあり、芸術が響きあい、変容しながら発展する過程を楽しく想像することができました。

勤勉で奥ゆかしい日本人の目には近すぎて見えない「誇るべきもの」が、きっと型紙以外にもたくさん眠っていることでしょう。みずからを卑下することも過信することもなく、日本の芸術の素晴らしさを多くの人が理解できたなら。

ヨーロッパに向けてのテンションが更に高まった、期待以上の展覧会でした。

katagami style




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